浮体式洋上太陽光発電 – 土地がないなら海へ。イスラエルのベンチャー企業が開発 –


Image via NO CAMELS

東日本大震災による原子力発電所の事故で注目を集める再生可能エネルギー。その中でも一般の人々にとって最も親しみがあるのが太陽光発電だと思います。

昔から電卓などの小型の電子機器についていましたし、最近では屋根に太陽光発電を備えた住宅も増えてきています。CMを目にする機会も増えてきました。

気象条件によって発電量が左右されることやエネルギー変換効率などの問題から、まだまだ原子力発電や火力発電などの既存の発電方法をすぐに代替するほどの実力はありませんが、世界的に見ても市場は拡大しており、今後目にする機会がより多くなることと思います。

通常、太陽光発電は住宅やオフィスなどの屋根に設置するか、広大な敷地に太陽光パネルを敷き詰めて発電します。後者はメガソーラーと呼ばれ、日本でも神奈川県川崎市にて昨年運転開始した東京電力の扇島太陽光発電所などがあります。

いずれの方式にせよ発電量に応じてそれなりの土地が必要となるわけですが、そのような課題に対して一つの解決方法を提示しているのがイスラエルのベンチャーであるSolaris Synergy社です。

Startup Develops Floating Solar Farm

While solar energy companies throughout the world are competing for the relatively few vast land areas required to house solar farms, Israeli startup Solaris Synergy has found a new terrain to use. Instead of a land-based solar system, the company decided to develop a water-based technology. In other words: a floating solar power plant.

同社は、太陽光パネルを地上ではなく海や湖などの水面上に浮かべる技術を開発しました。これにより、土地の問題が解決できる他、水により太陽光パネルが冷却されるので発電効率の低下も防げるとされています。

2008年に政府より研究開発資金の提供を受け、現在同社初の施設建設を同国の水企業Mekoro社より得た段階。また、イギリス・フランス・南アフリカ・インドなどでパイロットプロジェクト開始に向けた交渉を行なっているとのこと。

日本は領土面積が約38万平方kmで世界第60位である一方、島国であることから排他的経済水域は約447万平方kmで世界第9位です。日本のエネルギー自給率は4%(原子力除く)とかなり低いのが現状ですが、今回紹介した洋上太陽光発電、洋上風力発電などで「海」を利用することで自給率を向上させることが可能なのかもしれません。

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