アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか? -『Start-up Nations』邦訳版発売から1週間-

こんにちは。ここ3日連続メンバーコラムを更新していたのですが、昨日は書かず、まさに「三日坊主」になりつつあった仲神です。今後も継続して、イスラエルに関する話題や、両国に関係のあるホットな話題をテーマに記事を更新していきます!

さて、今月17日に『Start-up Nations』の邦訳版が発売されました。日本では、『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか? -イノベーションが次々に生まれる秘密-』(ダン・セノール/シャウル・シンゲル[著]宮本喜一[訳],ダイヤモンド社,2012)という名前で出版されています。

http://www.diamond.co.jp/book/9784478017548.html

「ひとり当たりベンチャー投資額が米国の2.5倍、ヨーロッパの30倍。
人口1844人につき創業1社という旺盛な起業意欲はどこから湧いてくるのか?
人口710万人、四国ほどの面積、乾燥地帯で資源に乏しい国がシリコンバレーさながらのハイテククラスターを持つまでになった要因は?
歴史や政治の文脈で論じられることの多いイスラエルを「起業国家」としてとらえ、ユニークな産業とビジネスのありようを活写したNYタイムズベストセラー。」(本書・帯より)

 

この本は今、ニューヨークのビジネス街でベストセラーになっており、世界各国で翻訳版の出版が進んでいます。

そんな中、邦訳が発売されて一週間が経ち、ネット上ではぽつぽつと書評が出つつあります。自分もこの本をすでに購入して読んでいるのですが、まだ書評を書くレベルまで読み進めていません。そこで今回は、この本に関する、他の方が書かれた書評を紹介したいと思います。

 

・神谷秀樹 氏 [在ニューヨーク投資銀行家。ロバ-ツ・ミタニ・LLC創業者] (ダイヤモンド社書籍オンライン,05/22/2012)

http://diamond.jp/articles/-/18663

・佐藤けんいち 氏 [ケン・マネジメント代表]

http://ken-management.blogspot.jp/2012/05/2012.html

・amazonのカスタマーレビュー

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4478017549

 

特に、最初に挙げた神谷氏の書評で、「本書は、日本との協力を求めるイスラエルからの招待状である」と書かれてあり、非常に印象的に感じました。「スタートアップ・ネイション」と呼ばれるイスラエルは、今、日本との協業を求めています。

その理由のひとつに、それぞれの国の企業の特徴が挙げられます。例えば、イスラエルは新技術を生み出すことには長けていますが、それを極めて生産効率の高い優秀な工場で商業生産し、世界に流通させる能力には欠けています。しかし、それが上手なのは日本企業なのです。この例からだけでも、相互補完の可能性は極めて高いと言えます。

 

タイトルにもあるように、グーグル、マイクロソフト、アップルといった会社にとって、イスラエルは今グローバル戦略の重要な拠点になっています。インテルのCPUの多くがイスラエル拠点で開発、製造されているという事実も、本書で詳しく紹介されています。

今、医療機器、バイオテクノロジー、セキュリティソフト、半導体といった分野で、もはやイスラエルは不可避な存在であるといえます。テルアビブからハイファへと続くハイウェイ沿いには、インテルやグーグル、マイクロソフトといった大手企業の大規模な研究所が林立しています。また、韓国のサムスンも同様の施設を持ったばかりです。

一方、日本企業はというと、一部の主要企業で検討中とのことですが、まだ現実にイスラエルに拠点を持つ企業はありません。この本をきっかけに、企業のそのような計画が進むことはもちろんですが、より多くの方にイスラエルのスタートアップやIT、ベンチャーに興味を持っていただければ、日本とイスラエルの関係構築に大きく繋がるのではないでしょうか。

 

今後、章ごとに分け、メンバーコラムにて書評を書いていきたいと思っています。ぜひお読みいただき、ご意見などいただけると幸いです。また、このようなトピックに関心のある学生さんも、弊団体では随時募集していますので、お気軽にお問い合わせください!

 

 

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