日本イスラエル学生会議・勉強会(エネルギー)

先日、日本イスラエル学生会議で勉強会を行いました。

今回のテーマは「エネルギー」です。

エネルギー問題は日本、イスラエル両国が抱えている深刻な問題です。今年の夏に行われる日本イスラエル学生会議のディスカッションテーマの一つにも含まれています。

 

今回の勉強会では、メンバーが日本側のエネルギー事情と、イスラエル輪のエネルギー事情を調べてお互いに情報を共有しました。

その共有した結果からお互いの国のエネルギー事情を知り日本イスラエル学生会議で、どのような結論を出す事が出来るかを考えました。

以下が、勉強会を通して学んだ事と自分の考えた事です。

 

 

今現在、日本とイスラエルは現在エネルギーに関する深刻な問題を抱えています。

 

日本ですと2011年の3月11日に起きた東日本大震災から端を発する、原子力エネルギーに対する目線です。東日本大震災の福島第一原発の事故で、原子力の危険性が再認識され日本のエネルギー事情は厳しい状況になっています。東日本大震災前の日本のエネルギー供給率において原子力発電は3割(エネルギー発電能力としては1割)ほどでした。残りの7割のうち6割は他国からの輸入に頼っている化石エネルギーを用いた火力発電。最後の1割が新エネルギーや水力発電などでした。しかし、現在の状況を見ますと、脱原発の動きが強くなっており、この3割をまかなっていた原子力発電がなくなってしまいました。今日本では、この3割を埋めるために化石エネルギーを用いた火力発電でまかなっています。

 

一方、イスラエルにおいては周りの近隣諸国が化石エネルギー産出国にも関わらず、エネルギー問題に悩まされています。その原因としてイスラエルの近隣諸国との国際問題が挙げられます。国内で安全にエネルギー確保をする技術があれば、このような国際問題を抱える必要性はありません。イスラエルでは、国内で安全に確保できるエネルギーが必要なのです。

そんなイスラエルでは再生可能エネルギーの開発が盛んな国です。なぜイスラエルが再生可能エネルギーの開発が盛んかというと、イスラエルの国自体の技術力が高く常に新しい技術を開発しています。例えば、この日本イスラエル学生会議のメンバーコラムにもありました、「小型水力発電」や「洋上風力発電」、「小規模風力発電」など日本では開発されていない再生可能エネルギー技術が沢山開発されています。このイスラエルの再生可能エネルギー技術を日本でも応用する事が出来れば、日本のエネルギー問題も解決する事が出来るのではないでしょうか?

 

さて、イスラエルの周辺各国は化石エネルギー産出国です。それなのに、なぜアジアの極東にある日本で化石エネルギーが他国から確保でき、中東のイスラエルでは他国から化石エネルギーを確保できないのでしょうか?これは、私としてはエネルギー問題からつながる国際問題、安全保障の問題へとつながるのではないかと考えています。

 

日本イスラエル学生会議では、このエネルギー問題を単純なエネルギー確保手段を探ることだけではなく、安全保障という面からもエネルギー問題について考えていく事が出来ればいいなと考えています。学生ならではの視点でディスカッションして新しい答えが出てくればと望んでいます。

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