イスラエルの再生可能エネルギー技術

イスラエルは周囲をアラブ諸国に囲まれているため、近隣に産油国があるのにもかかわらず、エネルギーの確保には苦労しています。

近年は地中海のガス田にける天然ガス採掘が行われるようになりましたが、最近埋蔵量への懸念から生産量に制限を設けたとのこと。さらに、エジプトからのパイプラインもテロリストによる破壊工作を受けているようで、依然としてエネルギーの安定供給というのは大きな課題です。

そのような背景があるため、イスラエルでは再生可能エネルギーの開発に力を入れています。

少し古いですが、Three Israeli Innovations that Could Power U.S. Renewablesという記事を見つけたので紹介したいと思います。

この記事では、イスラエル企業が開発した3つの再生可能エネルギー技術が紹介されています。これらはまだまだ開発段階とのことですが、その将来性を考えるととても興味深いです。

一つ目は、Benkatina hydroelectric generatorという名の、下水管や雨水の排水管などに取り付ける小型の水力発電。


Image via Leviathan Energy

日本でも、近年「小水力発電」と呼ばれる小規模な河川に設置する小型の水力発電が話題になりつつありますが、それよりももっと小さいです。イスラエルは水資源の管理でも高度な技術やノウハウを持っているので、その一部分として取り扱われることもあるのでしょうか。

二つ目は、Ocean Bricksという名の洋上風力発電向けの土台(基礎)。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=zxZObHmvj1E[/youtube]

最近日本でもようやくニュースなどで取り上げられるようになった洋上風力発電。陸上よりも強い風が安定的に吹く海上で風車を回して発電するという発電方法ですが、洋上に建設することから陸上と比較してコストが高くなってしまうのが課題です。

リンク先のビデオを見てもらえればすぐにわかると思うのですが、このOcean Bricksは主な組み立てを陸上で済ませ、栓をして浮き輪のようになった構造物を舟で設置場所まで曳航し、その場で栓を外して海中に沈めて設置するという画期的な方法により、建設コストを25-30%減らすことができるとしています。

そして最後は、Wind Tulipと言う名の小規模風力発電。


Image via Leviathan Energy

さきほどの洋上風力発電と異なり、こちらは街路灯やビルの屋上などに設置する小型の風力発電です。その名前から想像がつく通り、チューリップの花の様な形をしています。デザインが優れている他、どんな方向の風でも発電できる、設置が容易といったメリットがあるようです。

日本でも、原子力発電所の事故を受け再生可能エネルギーへの期待が高まっていますが、「エネルギー」という視点からもイスラエルを見てみることをお勧めします。

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