Gilad Shalit to activists: Your struggle helped bring me home
In a recorded message to the people who rallied for his release for 1,941 days, Shalit said their continued struggle was one of the decisive factors leading to his return.
約5年前、一人のイスラエル人兵士ギラッド・シャリットがイスラム原理主義ハマスに拉致されたことを知っていますか?
そしてつい最近(2011年10月18日)、イスラエルに収監されていたパレスチナ人テロリスト1027名の釈放と引き換えに解放されたことを知っていますか?
この事は、私達日本人にとって二つの大事なことを示してくれていると考えます。
一つは、いかに日本人が安全な環境に暮らしているかということ。
イスラエルは国民皆兵制度であり、高校卒業後男子は3年間、女子は2年間の兵役につかなければなりません。彼はハマスに拉致された時若干20才でした。日本であれば、大学生活にも慣れ、そろそろ就活でもしなきゃななんてぼんやりと思い始める頃です。日本人がいかに安全な環境に暮らしているかということ、そしてその安全はどのようにして存在するのかということを考えさせられます。
もう一つは、イスラエルという国が一人の命をどのように考えているかということ。
たった一人を救い出すために、イスラエルは1027人のテロリストを解放することを決断しました。これらのテロリストは、再びイスラエルに対してテロ行為を行うかもしれません。当然、テロによって犠牲になったご家族の方達の反対もありました。また、パレスチナ政府の「実績」と捉えられてしまい、彼らを勢いづかせてしまうという懸念もありましたし、実際多かれ少なかれそうなりました。そのような様々な壁が存在しつつも、イスラエルはこの決断を実行に移しました。日本でも北朝鮮による拉致問題を抱えています。どうしても対比して考えてしまいます。
解放後初めて、彼のビデオメッセージが公開されました。
彼と同年代として、考えなければいけないことはたくさんあると思います。
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